立絵馬 / Japanese folk art

古くより信仰玩具として各地の神社に奉納されてきた絵馬。歴史をさかのぼると本来は神事の際に生きた馬を奉納していたのが始まりです。それが時を経て土製や木製の馬になりさらに現在の板に絵を描いた絵馬へと変化していきます。今でも馬型の木製絵馬を奉納する古い風習を伝えるものとして奈良県の手向山八幡宮の立絵馬が有名ですがこちらは産地が不明ながら実際に当時どこかの神社で奉納品として作られていた現在ではとても珍しいものです。配色や絵付けのスタイルから東北方面のものかと考えていますが確証はありません。背に当たる一部は塗装がされておらず小さな穴があいているため元々は背に人を乗せたものであったと推測できます。余計な作意を感じさせないおおらかさと大胆な色彩感覚からはとても健康的な美しさが感じられます。

size :  w265 h160mm 

※古いものですので経年による汚れやキズ等がございます。ヴィンテージ品の風合いとしてお楽しみください。

※在庫は店頭と共有のものとなっておりますのでタイミングによっては完売している場合もございます。

※ご覧になるブラウザによって色味に差が出ることがあります。