山水絵鉢 / 益子焼

山水絵が施された益子焼の古い器。
皆川マスさん、もしくは孫の皆川ヒロさんによって描かれたと思われる素朴な山水絵が目を惹きます。やや深さのある器で使い勝手も良さそうです。
簡略化された人物描写や、誇張された動きが特徴の鳥羽絵がそのベースとなっている山水絵。明治中頃より主に土瓶などの絵付師として長く益子で仕事をされていた皆川マスさんの仕事は民藝運動の中、濱田庄司らに見出され広く知られることに。
かつては十数人の絵付け師が益子にもいたようですが昭和に入り需要が傾く中にあっても彼女は最後まで山水の景色を描き続けました。
最盛期には一人で日に1000個もの器に絵付けをしたといいます。
そこには描こうとしても決して描けない、何万回という日々の繰り返しの中にのみ存在する美しさが在ります。

size :  Φ243 h65 (mm)

※傷等はありませんが手仕事による古い器ですのである程度の経年感はご了承の上ご検討ください。

※在庫は店頭と共有のものとなっておりますのでタイミングによっては完売している場合もございます。

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